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第2話:
ああ、なるほど…。其ノ壱
とある昼下がり
2021/12/17 report
設定は『継国さん。』から借りてます。縁壱さんは継国神社の神主さんですw
巌勝:
「なあ…縁壱」
居間から声が飛んでくる。
シンクでお昼ご飯の後片付けをしながらお湯が沸くのを待つ傍らでは、そちらに見向くことができない。声だけ返す。
縁壱:
「なんでしょう、兄上?」
巌勝:
「やっぱり、猫が一番か。可愛さで言ったら」
縁壱:
「は?」
『まさか神社で飼うつもりですか、兄上…』
巌勝:
「犬やパンダや、ああ…ゴマちゃんだったか? 海豹もまあ、可愛いよな?」
縁壱:
「? 先程から、何を言って…」
お湯が沸きましたよ、と作業途中で火を止めた。
ケトルを片手に兄の方を見向くと、
縁壱:
「ああ、なるほど…。日○のシー○ード○ードルの蓋…」
何かもう一品作りますよ、と声を掛けるが、兄は一言。
「これが見たくて食べるんだ」
「……」
因みに。
縁壱:
「海豹では、耳がないのでは?」
巌勝:
「…あ」
お湯を注ぎながら言って、顔を見合わせた。
第2話:ああ、なるほど…。其ノ壱: テキスト
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